硬貨の製造枚数と、少ない年の順位
額面と年銘を選ぶと、造幣局の「年銘別貨幣製造枚数」にある枚数と、同じ硬貨・同じ図柄の中で少ない順に何番目かが出ます。対象は1円〜500円の6種(旧図柄を含む15図柄)、昭和23年銘から令和7年銘までの422件です。
年銘から引く
順位の数え方
順位は「同じ額面・同じ図柄」の中だけで数えます。たとえば5円玉は、穴の無い国会議事堂の図柄(昭和23〜24年)、文字が楷書体の穴あき(昭和24〜33年)、今のゴシック体(昭和34年〜)が造幣局の表で別の列になっているので、3つを混ぜずにそれぞれで順位をつけています。500円玉も白銅・ニッケル黄銅・バイカラー・クラッドの3代を分けました。10円玉はギザのある昭和26〜33年と、ギザの無い昭和34年以降で分けています。
少ない順に1位、2位と数え、千枚単位で同じ数の年は同じ順位にしています(1円の平成28年と令和4年はどちらも574千枚)。表の「0」は、その図柄の硬貨が出回っている時期なのに、その年銘のものが1枚も造られていない年です。昭和64年の50円・100円、昭和43年の1円、昭和31年のギザ10などが当たります。0の年は「最少」として順位に入れると意味が変わるので、順位の外に出して「製造なし」と書いています。
「特年」という言葉は、人によって指す年が違います。このサイトでは特年を名指しせず、この順位と枚数だけを示します。どの年が少ないかの一覧は特年のページにまとめました。
15の図柄の最少と最多
造幣局の表の列ごとに、製造のあった年の中で最も少ない年と最も多い年を並べました。単位は千枚です。現行の6種は図柄の欄に「現行」と付けています。
| 図柄 | 年銘 | 年数 | 最少の年 | 最少(千枚) | 最多の年 | 最多(千枚) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1円アルミニウム貨現行 | 昭和30年〜令和7年 | 73 | 平成30年 | 440 | 平成2年 | 2,768,953 |
| 5円黄銅貨(穴なし) | 昭和23年〜昭和24年 | 2 | 昭和23年 | 74,520 | 昭和24年 | 179,692 |
| 5円黄銅貨(楷書体) | 昭和24年〜昭和33年 | 10 | 昭和32年 | 10,000 | 昭和26年 | 197,980 |
| 5円黄銅貨(ゴシック体)現行 | 昭和34年〜令和7年 | 69 | 平成23年 | 456 | 昭和50年 | 970,000 |
| 10円青銅貨(ギザあり) | 昭和26年〜昭和33年 | 8 | 昭和33年 | 25,000 | 昭和29年 | 520,900 |
| 10円青銅貨(ギザなし)現行 | 昭和34年〜令和7年 | 69 | 令和5年 | 27,927 | 昭和49年 | 1,780,000 |
| 50円ニッケル貨(穴なし) | 昭和30年〜昭和33年 | 4 | 昭和33年 | 18,000 | 昭和31年 | 91,300 |
| 50円ニッケル貨(穴あり) | 昭和34年〜昭和41年 | 8 | 昭和35年 | 6,000 | 昭和40年 | 189,300 |
| 50円白銅貨現行 | 昭和42年〜令和7年 | 61 | 平成23年 | 456 | 昭和49年 | 470,000 |
| 100円銀貨(鳳凰) | 昭和32年〜昭和33年 | 2 | 昭和32年 | 30,000 | 昭和33年 | 70,000 |
| 100円銀貨(稲穂) | 昭和34年〜昭和41年 | 8 | 昭和39年 | 10,000 | 昭和34年 | 110,000 |
| 100円白銅貨現行 | 昭和42年〜令和7年 | 61 | 平成13年 | 8,024 | 昭和48年 | 680,000 |
| 500円白銅貨 | 昭和57年〜平成11年 | 19 | 昭和62年 | 2,775 | 昭和59年 | 342,850 |
| 500円ニッケル黄銅貨 | 平成12年〜令和3年 | 23 | 令和元年 | 76,956 | 平成13年 | 608,051 |
| 500円バイカラー・クラッド貨現行 | 令和3年〜令和7年 | 5 | 令和3年 | 170,222 | 令和5年 | 362,527 |
全部を足すと130,149,914千枚、およそ1,301億枚になります。いちばん多く造られたのは1円の平成2年銘で2,768,953千枚(約27億6,895万枚)、現行の図柄でいちばん少ないのは1円の平成30年銘の440千枚です。平成22年以降に100万枚に届かなかった年は、1円で14年、5円で8年、50円で8年あります。
造幣局の表の読み方
- 単位は千枚。造幣局の表は千枚未満を四捨五入しています。このサイトの「約○万枚」は、千枚の数を1,000倍して万の位で丸めた目安です。
- 年銘で数えた枚数です。硬貨に刻まれた年ごとの枚数で、造った日付の年や年度とは限りません。昭和64年と平成元年、平成31年と令和元年は、同じ西暦(1989年・2019年)に2つの年銘があります。
- 「-」と「0」は別物。「-」はその図柄がまだ無い・もう無い年で、このサイトの表には出していません。「0」はその図柄の時期なのに造られなかった年で、表に「製造なし」として残しています。
- 記念貨幣は入っていません。造幣局の表の注記どおりです。貨幣セット用に造った分が含まれるかどうかは、表には書かれていません。
- 100万枚未満の印:1円の平成23〜25年のように、前後の年より2桁以上少ない年があります。こうした年は一般に「貨幣セット用だけの年」と呼ばれますが、造幣局の表は流通用とセット用を分けていないので、このサイトでは「100万枚未満」という数字の印だけを付けています。
数字の出どころと照合
数字は造幣局が公開している PDF「年銘別貨幣製造枚数【令和7年銘】」から取りました。手で打ち込まず、PDF の文字をプログラムで読み取って80行・422件を取り込み、別の読み取り方でもう一度 PDF を読んで全件を突き合わせています。さらに、各年の行の和が表の「合計」列と、各列の和が表の「合計」行と一致することも確かめました。不一致・欠け・余りは0件です。図柄の名前・発行年・直径・量目は財務省の「通常貨幣一覧」、素材は造幣局の「現在製造している貨幣」に合わせています。
このサイトは製造枚数だけを扱います。買取価格や市場での値段は、根拠のある数字が無く日々変わるので載せていません。エラーコインの見分け方、明治から戦前の古銭、記念貨幣も扱いません。
出典と更新日
- 年銘別貨幣製造枚数【令和7年銘】(PDF)(造幣局・昭和23年〜令和7年銘・単位千枚・2026年2月掲載)確認日
- 通常貨幣一覧(財務省・現在発行されている貨幣/発行されていないが通用力を有する貨幣)確認日
- 現在製造している貨幣(造幣局)確認日
このページの更新日: 誤りを見つけたらお問い合わせから教えてください。